投手の成績を表す代表的な指標が防御率(ERA)です。ただ、「自責点って何が失点と違うの?」「投球回の端数はどう計算するの?」など、実際に手計算しようとすると迷うポイントが多い指標でもあります。
防御率の計算式
9イニング換算の防御率は、以下の式で計算します。
自責点とは、守備側のエラーが絡まずに投手の責任とみなされる失点のことです。エラーで出塁した走者が生還した場合などは、自責点に含まれません(記録員の判断が必要な部分でもあります)。
投球回の数え方
投球回はアウト3つで1回とカウントします。2アウトまでしか取れずに交代した場合は「2/3回」と表記し、計算するときは分数ではなくアウト数から実数に変換します。
- 1アウト = 1/3回 ≒ 0.333
- 2アウト = 2/3回 ≒ 0.667
- 3アウト = 1回
たとえば「5回2/3を投げて自責点2」の場合、投球回は 5 + 2/3 ≒ 5.667。防御率は 2 × 9 ÷ 5.667 ≒ 3.18 となります。
少年野球ならではの注意点
高校野球や社会人野球は1試合9回が基本ですが、少年野球や草野球では1試合を6回や7回で打ち切るケースが多くあります。9回換算の式をそのまま使うと、「たった1〜2失点でも防御率がかなり高く出る」といった実感と合わない数字になりがちです。
そのため、チームによっては「1試合の計算イニング数」を9回ではなく実際の試合形式(6回・7回など)に合わせて防御率・規定投球回を計算し直す運用をしています。この設定を誤ると、チーム内の投手同士を比較したときの数字がゆがんでしまうので注意が必要です。
集計はアプリにまかせる
自責点・投球回・アウト数を試合のたびに手入力して防御率を計算し直すのは骨が折れます。My Baseball Statsなら、チームごとに「1試合の計算イニング数」を設定したうえで、防御率・WHIP・K/BBなどを自動集計。規定投球回の判定も自動で行います。

